中学1年生の保護者の方へ

  おかげさまで15回目、今年もまた中学1年生の授業が始まります。中学1年生から高校3年生まで指導させていただく中で、中学1年生の指導は非常に難しいと常日頃から感じています。 最近では小学校でも英語学習を取り入れ、また英会話スクールや通信教育などを受講する小学生の皆さんも多く、英語に触れる機会は増えましたが、『 英語力を身につける学習』を意識している子はまだまだ少ないと思います。

 入試制度の変更・4技能習得(読む・書く・聞く・話す)を目指す指針・子供を取り巻く英語教育は舵取りを修正している最中と言えるでしょう。学校の先生方も大変なのは理解できますが、あれもこれもと欲張る傾向が強く、最近では進学校の中学1年生の英語授業では膨大な課題が消化できず、英語を苦手教科にしてしまう生徒が多くいます。 行事等で授業が潰れるのは多少仕方ないとしても、公立の中学校では授業の流れがバラバラで何のためにやっているのか授業の目的すら分からなくなっている生徒も。

 文科省の調査では中学3年生の半数が既に英語嫌いになっているようです。ほんのちょっと前の世代のほうが、中学1年生の頃くらいは英語に興味を持って頑張ろうと思っていたように感じます。

 子供の頭脳は昔も今もさほど変わってはいないはずですから無理も無いことかもしれません。中学受験を終えたばかりの生徒は、どのレベルの中学校に進学するにせよ、まだアルファベットも順番に書けない子が多くいますし、英単語だって漢字以上に早くスペルまで覚えられる生徒は稀です。

 『英語を身につける力』を育てていくこと。これが本当に難しいことです。初めてすることには何でも一定の時間と、そして指導する側にも臨機応変に対応する技術、時に忍耐も必要です。いわゆる『伸び代』を最大限に活かすこと、これが最も求められるのが中学1年生の授業です。これから先ずっと英語と付き合う初めの一歩をお手伝いさせていただけたら幸いです。

2017年3月1日


代表より